ゲーマー向け RAM アルティメットガイド

RAM について知りたいこと（そして知りたくなかったこと）をすべて解説！

初めてコンピューターを作るのは大変な作業です。購入時に何をチェックすべきかを念頭において、非常に多くのコンポーネントや仕様の最新情報を把握しておくのは大変です。グラフィックカードやプロセッサが脚光を浴びることが多いですが、ゲームをスムーズにロードして動かしたいのであれば、どの RAM を買うべきかを知ることも同じくらい重要です。

RAM があれば、ゲームのレベルやエフェクトのロードが速くなり、待ち時間を短縮してゲームに集中できます。マルチタスクが好きで、ゲーム中にバックグラウンドでアプリケーションを実行する場合は、より多くの RAM が不可欠です。Google Chrome のようなプログラムは RAM を消費することで有名なので、ゲーム中にビデオやライブストリームを見たり、ソーシャルメディアをチェックしたりする場合は、より多くの RAM が必要になります。Kingston は、PC を最高の状態に保てるよう、最高級でありながら手頃な価格の RAM を製造しています。このガイドでは、初めて RAM を購入する際に知っておくべきこと、理解しておくべきことを具体的に説明します。

サイズと速度

ほとんどの PC のマザーボードには 4 つの RAM ソケットがありますが、一部のハイエンド/ワークステーションシステムでは 8 つ以上に増設されています。ノートパソコンは少し厄介です。画面が大きいことに加え、ゲーミングノート PC は通常、アクセス可能なメモリーソケットが 2 つあります。しかし、薄型や超薄型のノートパソコンでは、ソケットが 1 つしかなかったり、メモリがマザーボードに直接取り付けられていてアップグレードできなかったりします。

どの DDR 世代かにもよりますが、PC/ノートパソコン用のシングル RAM モジュールのサイズは 2GB～48GB で、コンピュータの仕組み上、特定のシステムのメモリアーキテクチャに合わせて 2 個、4 個、または 8 個のキットで販売されることがあります。これは一般に、デュアルチャネル（2CH）、クアッドチャネル（4CH）、オクタルチャネル（8CH）と呼ばれます。メモリチャネルアーキテクチャに合わせて同じペアまたはグループでインストールすると、帯域幅が組み合わされ、パフォーマンスが大幅に向上します。例えば、DDR5-4800 メモリモジュールのピーク帯域幅は 38.4GB/秒です。デュアルチャネルのセットアップでは、この数字は 76.8GB/秒になります。そのため、マザーボードとプロセッサーに合わせて正しくインストールすることで、システムのパフォーマンスに大きな違いが生まれます。どのくらいの RAM が必要かについては、より主観的な話になります。ゲーミング PC の場合、最新のゲームタイトルで推奨される最適な RAM 容量は 32GB です。バックグラウンドで多くのアプリケーションを実行するのが好きな場合は、この数字を 48GB、あるいは 64GB まで増やしたほうがよいでしょう。Intel や AMD の最新の PC は、4 つのソケットを備えており、最大 192GB までサポートできます！

次に考慮すべきは速度です。業界標準の速度を使用する場合、プロセッサとマザーボードがサポートする速度にかなり制限されます。また、システムによっては、2 つ目のメモリバンクにモジュールをインストールする際のルールがあります。4 つのソケットがあるデュアルチャネルマザーボードでは、これらは 2 つのメモリバンクに配置され、各メモリチャネル（通常は A と B）には 2 つのソケットがあります。モジュールを 2 つ目のバンク（例：A2 と B2）に取り付けると、メモリは低速にクロックダウンさせられることがあります。これはプロセッサ内部の制限によるものです。

標準的な速度ではゲームのニーズに対応できない場合は、オーバークロック可能なメモリを検討してください。メモリのオーバークロックは、Intel XMP や AMD EXPO プロファイルを使用して比較的安全かつ簡単に行うことができ、FPS（Frames Per Second）の向上など、ゲームやアプリケーションのパフォーマンスを顕著に向上させることができます。オーバークロックキットの選択は比較的簡単です。メーカーのウェブサイトで特定のマザーボードの QVL（公認ベンダーリスト）を確認するか、Kingston の Configurator（構成ツール）を使用して、互換性がテストされたパーツを確認することができます。