背後にいる男性が、手前の 3D リフレッシュアイコンをクリックする様子と、その下のロードバー

クラウドおよびデータセンタにおけるロックダウン、アップグレードおよび業界の課題

#KingstonCognateによるRob May氏の紹介

Rob May 氏の写真

講演者として受賞歴を持つ Rob May 氏は、世界各国で基調講演を行い、ヨーロッパで数多くのビジネスリーダーシップ組織向けに CEO および取締役を対象としたワークショップを開催しています。講師の May 氏は、IT およびサイバーセキュリティサービス/サポートの提供で 29 年の経歴を持ち、75 名のコンサルタント(および PwC とのアライアンスパートナーシップ)を擁する ramsac 社の創設者および取締役社長であり、非常にトピックとの関連性が高い分野の専門家です。同氏は、 Institute of Directors で英国サイバーセキュリティ大使を努め、サイバーセキュリティ分野での思想家/インフルエンサーのグローバルランキングで第5位に認められています。同氏は The Cyber Resilience Centre for the South East の諮問委員で、業界、学会、司法関係者と協力しています。

経済的および政治的な圧力に加え、不況、テクノロジーシフト、パンデミックなどが発生しましたが、私は 30 年弱にわたり、マネージドサービスプロバイダ(MSP)の Ramsac 取締役社長として、多くの課題に直面してきました。

ロックダウン

人通りの絶えた街のバー、カフェ、店舗のそばにある黒板に書かれた「閉店中」の文字

さまざまな形式や期間のロックダウンによって、多くの企業が苦難や損失を被りましたが、この経済状況の中で反映している企業もあります。私は、現在非常に好調な企業の多くと取引しています。パンデミックによって、ほとんどの人の仕事環境が変化しました。一部では、ポジティブな経験につながった人々もいます。

技術サポート企業は通常、ユーザーごとに月額で課金しますが、サポートする顧客が従業員を一時解雇しているため、年間の課金額が減少する見込みです。また、需要の増大で他の分野の減収を補完するなど、ビジネス慣行やビジネスモデルの変化がありました。

現在のビジネス文化

働き方のモデルがリモートへ変化しているため、クラウドとデータセンタの規模を拡大して提供するニーズが高まっています。多くの企業が技術に投資し、新しいニーズを考慮してオフィススペースを再構成し、サーバーインフラを移転しています。これらのニーズおよび需要によって、サーバーアップグレードが大幅に増加しています(オンプレミスおよびクラウド/データセンタの両方)。これは賢明な戦略ですが、私はうまく行かない企業も多く見てきました。

企業がアップグレードをする理由は何でしょうか?

通常のアップグレードは、メモリとストレージの両方のアップグレードを含みます。

メモリアップグレードは、もっとも容易にサーバーパフォーマンスを向上し最適化する方法です。これは通常、仮想ワークロードの増大、ユーザー追加、新しいデータベースプログラムの実装、またはウェブサイトへのコマース機能の追加を行う際に必要です。サーバー内のメモリのアップグレードによって、サポート可能なワークロードの増大、クラウドを使用した応答時間の短縮、メモリ内に存在するアプリケーションの処理の高速化が可能です。

サーバーメモリの増強によって、仮想マシンを増加できるようになり、既存のハードウェアを最大限に強化するためにリソースの割り当てを増やせます。仮想化によって総所有コストが節減され、 VDI (仮想デスクトップインフラストラクチャー) 用のメモリが増加するため、アプリがメモリに常駐している場合の応答時間が短縮します。(VDI とはデスクトップ仮想化のことで、デスクトップ環境が中央サーバー上にホスティングされ、ネットワークを介してエンドクライアントに提供されます。)

サーバーラックにストレージドライブを設置する IT エンジニア

ストレージは重要なコンポーネントです

ストレージはサーバー仮想化の容量を確保するうえで重要な役割を持ちますが、実はもっとも重要なのはスピードです。
ランダム入出力や多量のデータアクセス要求は、仮想化ホスト内にある従来型の機械構造のハードドライブが原因で、大幅に制限される場合があります。アプリケーションやユーザーへのサービス提供、およびデータ取得が、システム全体のパフォーマンスを制限する要因になります。機械構造でないソリッドステートドライブ(SSD)を使用した適切なサーバーメモリの設置は、パフォーマンス向上および容量増大を素早く行う手段として理想的です。仮想化が可能になり、いずれは少ないリソースで多くのことができるようになります。

データセンタ外にあるサーバーストレージが増え、クラウドベースになるに従って、ストレージドライブおよびメモリインフラへの要求は、どちらも増大しました。ソリッドステートドライブ(SSD)は高速にデータを取得でき、処理するデータの種類ごとに最適な効率でクラウドサービスを運用することが可能です。適切に設計されたストレージソリューションでは、階層化ドライブモデル(ストレージおよびアクセス目的の違いに応じて様々な速度と価格のドライブを使用)を展開し、企業がコストを抑えてパフォーマンスを最大化するために、適切な階層へ適切にデータを提供できるようにします。

信頼性およびサーバーパフォーマンスが重要

まずコンポーネントレベルからご説明すると、(サーバー価格の大部分を占める)メモリについて、多くの人は適切に検討していません。サーバー DIMM メモリモジュールは、バッファのない uDIMM、レジスタ付き RDIMM または負荷軽減型 LRDIMM のどれかになります。これら3つのタイプにはすべて、物理的な互換性がありますが、正しい DIMM を指定する必要があり、混在させることはできません。

また、正しいメモリを各サーバーにあるプロセッサに正確に適合させることも重要です。メモリチャネルとメモリモジュールの数は、パフォーマンスに多大な影響を与える場合があります。段階的アップグレードを検討している場合は、このことに留意する必要があります。要件を超えるメモリやパフォーマンスを制限するメモリを 、アップグレード用に1年分も購入するようなことは避けてください。各サーバーの構成について計画を立て、必ず専門家の助言を受けてください。

メモリ標準および仕様は、マイクロエレクトロニクス業界向けのオープン規格開発をグローバルに統括する団体、JEDEC によって記述されています。規格と仕様への配慮は、情報を活用した意思決定に役立ちます。たとえば、現在マザーボードを検討中の場合、メモリの密度および速度を大幅に増大する DDR5 の新規格を必ず考慮する必要があります。DDR5 DIMM のピン数(288)は、DDR4 DIMM と同じですが、ピンのレイアウトは異なり、DDR5 専用スロットでのみ使用できます。

適切な選択

目の前にある緑のチェックマークの付いた四角のイラストを指差す男性

絶え間なく変化や進化を続けるビジネス状況において、アップグレードは賢明な選択です。しかし適切なアップグレードのための計画策定、仕様作成および購入には高いスキルが必要です。間違えると、最適なパフォーマンスを得られず、時間と費用を無駄にします。サーバーメーカーの助言だけに頼らないようにしましょう。私の経験では、こうした企業が顧客の計画を徹底的に検討し、構成/パフォーマンスの問題をすべて正しく理解することはほとんどありません。もっとメモリを売ろうとする傾向が強くなります。個人的意見ですが、私なら、ほぼすべてのサーバープラットフォームについて助言が可能な Kingston の「専門家に照会」チームを利用します。ほとんどの場合、適切なアドバイスが得られます。

単純にサーバーを置き換えることは避けてください。
よい助言を得て、現在のニーズや成長予測をカバーするインテリジェントなアップグレードの方法を探ってください。

基盤回路のイラストが描かれた暗い色のデスクに置かれたノートパソコンを上から見た様子

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適切なソリューションを計画するには、プロジェクトとシステム要件を理解する必要があります。Kingston の専門家にご相談ください。

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