DDR4 メモリ規格
DDR4 の概要
より高いパフォーマンスと帯域幅の増大が求められている今日、DDR3 の対応力が上限に達しつつある中で、新しい世代の DDR SDRAM が実現しました。DDR4 は、より高いパフォーマンス、より大きな DIMM 容量、データの整合性の向上、および消費電力の低下という特徴があります。
1 ピンあたり 2Gbps 以上、また DDR3L (低電圧タイプの DDR3) よりも低い消費電力を達成した DDR4 は、パフォーマンスと帯域幅の能力が最大で 50% 向上します。一方、コンピューティング環境全体の消費電力は低減します。したがって従来のメモリテクノロジーを遥かに超えた結果と、40% の節電効果がもたらされます。
このように最適化されたパフォーマンスならびに環境にやさしい低コストのコンピューティングに加え、DDR4 にはデータの信頼性を向上させる CRC (循環冗長検査)、リンクを介したコマンドとアドレス転送の完全性を検証するためのオンチップ・パリティ検出、信号の整合性拡充、その他の強力な RAS 機能が搭載されています。