Intel Xeon W プロセッサシリーズおよび W790 チップセット

Intel Xeon W プロセッサシリーズおよび W790 チップセットの概要

Intel の第 4 および第 5 世代 Xeon Scalable プラットフォームに基づいて、Xeon W プロセッサシリーズと W790 チップセットがワークステーションとハイエンドデスクトップ (HEDT) 市場向けに導入されました。

Xeon W シリーズは、エキスパートワークステーション用 Xeon W-3400 シリーズとメインストリームワークステーション用 Xeon W-2400 シリーズの 2 つの主なセグメントで発表されました。1 年後、双方のシリーズは、コア数が増え、新たな Xeon W-3500 と W-2500 シリーズとして更新されました。

Xeon W-3500/3400 シリーズは、最大 112 PCIe Gen 5.0 レーンと 8 チャネル DDR5 メモリアーキテクチャをサポートし、W-2500/2400 シリーズは、最大 64 PCIe Gen 5.0 レーンと 8 チャネル DDR5 構成を提供します。双方のプラットフォームには、このセグメントでは初となる、サーバークラス DDR5-4800 Registered DIMM (RDIMM) が搭載されています。その他の注目すべき革新には、Intel XMP 互換 RDIMM と指定された「X」シリーズ Xeon W プロセッサよって可能となるオーバクロック対応サーバーメモリのサポートがあります。

メモリアーキテクチャ

メモリアーキテクチャは、プロセッサごとに最大 2 つのバンクに配置された 4 と 8 チャンネルを基本としています。マザーボードのレイアウトに応じて、プロセッサごとに 4、8、または 16 モジュールで構成でき、最大総合帯域幅を実現します。

Xeon 3500/3400

• 最大 4800MT/秒の DDR5 Registered DIMM (RDIMM) (1 モジュールあたり 38.4GB/秒の転送速度に相当)
• プロセッサあたり 8 つのメモリチャネル
• 最大 2 DIMM/チャンネル
• プロセッサあたり最大 16 つの DIMM

Xeon 2500/2400

• 最大 4800MT/秒の DDR5 Registered DIMM (RDIMM) (1 モジュールあたり 38.4GB/秒の転送速度に相当)
• プロセッサあたり 4 つのメモリチャネル
• 最大 2 DIMM/チャンネル
• プロセッサあたり最大 8 つの DIMM

Intel Xeon W および W790 チップセットのポピュレーションルール

INTEL® XEON® W-3500/3400

(8 チャンネル、CPU あたり 16 ソケット、2 DPC)

モジュールタイプ	チャンネル当たり 1 DIMM (1 DPC)	チャンネル当たり 2 DIMM (2 DPC)
レジスタード DIMM (RDIMM)	4800	4400

INTEL® XEON® W-2500/2400

(4 チャンネル、CPU あたり 8 ソケット、2 DPC)

モジュールタイプ	チャンネル当たり 1 DIMM (1 DPC)	チャンネル当たり 2 DIMM (2 DPC)
レジスタード DIMM (RDIMM)	4800	4400