歯車の中の再生可能エネルギー、天然資源保全、環境保護と、背景のぼやけた人影

持続可能性、イノベーションおよびパートナーシップシリーズ - エピソード1

#KingstonCognate で Sally Eaves 教授および Neil Cattermull 氏を紹介

Sally Eaves 教授

Sally Eaves 教授の写真

Sally Eaves 教授は経験豊富な最高技術責任者(CTO)で、先端技術の分野で教授を務めています。また人工知能(AI)、金融技術(FinTech)、ブロックチェーン、5G の原理といった新興技術のアプリケーションを扱うデジタル変革のグローバル戦略アドバイザーとして、ビジネス変革と大規模な社会的変化に寄与しています。Eaves 博士は、国際的な基調講演の講師で多くの著作もあり、2018 年には国連の Frontier Technology and Social Impact(先端技術と社会的インパクト)アワードの第一回受賞者となりました。Eaves 博士は テクノロジー分野およびその他の領域で、インクルージョン、ダイバーシティ、ビロンギングを促進する Aspirational Futures 社を創立しており、倫理重視テクノロジーの先駆者として知られます。

Neil Cattermull 氏

Neil Cattermull 氏の写真

Neil には、35 年以上にわたり複数の技術分野で働いた経験があり、技術戦略について独自の視点から、技術に詳しい人にも、また初心者にも、わかりやすい言葉で語ることができます。新興技術セクタ全体を扱う技術アナリストで、ソーシャルメディアインフルエンサーでもあります。クラウド、ブロックチェーン、5G、ストレージなど、多くのビジネスセクタで主導的な業界アナリストであり、技術企業の顧客が適切な選択をできるように、顧客に合わせたサービスを提供する Future as a Service 社の CEO でもあります。

2020 年、そして 2021 年に向けた Sally のキーワードは、振り返り、再構築、再構想です。コロナ禍を越えて、私達はビジネスや社会を変えていくためにどのように活動すればよいのでしょうか?危機的災害とその結果の両方に対処する上で、技術とアクセシビリティが生命線となることを、世界全体が体験しました。

データセンターは持続可能性の課題にどのように対応すべきでしょうか?

データセンターのサーバールームを背景にしたグラフのイラスト

前の記事で詳しく説明したように、データセンターはデータの 3V、つまり Volume(容量)、Veracity(正確性)および Velocity(速度)の需要に対して不可欠であると同時に、回復力が強いことも明らかになりました。これはコロナ禍や、テレワークへの急速な移行、オンライン学習やエンターティメントの大規模化などによってもたらされた、需要が継続的に乱高下する状況下で特に顕著でした。しかしグローバルデータおよび消費電力が増加し続ける中で、持続可能性の影響はどう変化したのでしょうか?すべての業界にわたるエネルギー消費の削減は、全体的な影響を相殺し地球温暖化を 1.5℃に抑えるため、緊急に必要とされています。

データセンターでは、これは運用と設計の2つの側面に分けられます。運用面では、温度制御、冷却、電力分配/保護などの重要なパフォーマンス指標で、センサ、AI、自動化などを使ったスマート技術によるモニタリングと予測の機能を活用することが挙げられます。これにより、リアルタイムのリモートな可視化レベルが向上し、ニーズを予測し全体で削減する措置が最適化されます。

設計面では、リサイクル素材、再生水、代替の持続可能エネルギー源(風力、バイオマス、潮力、地熱、太陽光など)を使用した、モジュール型でエネルギー効率の高いデータセンタの開発が挙げられます。最後に、実施した措置に関する積極的な報告などの率直な情報公開は、サプライチェーン活動(原材料の調達など)全体に影響を与え、非常に重要です。Kingston では、環境と社会への影響を開示しています

IT インフラを最適化する方法 - 進化、構築、置き替え?

現在多くの企業では、より低コストでより多くの業務をこなす課題に迫られています。キャッシュフローとコストを厳しく管理し続ける必要があり、それでもなお、イノベーションも継続する必要があります。各企業の状況はそれぞれ異なりますが、共通して当てはまるアドバイスは次のとおりです。戦略を自社のビジネスの文脈で常にカスタマイズしつつ、変革のためのイノベーションの継続に徐々に比重を移し、定期的に振り返りやレビューを実施すべきです。

投資のための資本については、多くの企業で資金調達を柔軟に選べるようにしている状況が目立ちます。イノベーションへの投資によって、短期と長期両面の業務コストが削減されます。たとえば、DC600M SSD を使用すればライセンスと設備コストを最大 39% まで削減できます。AI、機械学習、ビッグデータ分析、クラウドコンピューティング、ソフトウェア定義ストレージ、運用データベース(ODB)、データベースアプリケーション、データウェアハウジングなど、数々の方法で生産性を向上できます。

同様に、循環型経済のバリュー原則に従うことで、既存の技術インフラを最適化し、寿命を伸ばすことができます。たとえば、メモリと SSD をアップグレードすると、低コストでノートパソコンや PC のパフォーマンスを大幅に向上することができます。HDD から SDD に移行するメリットは広く知られていますが、SATA から NVMe への次の SSD の進化も注目されるようになりました。Kingston のエントリーレベル SSD は、回転式のハードドライブの 10 倍の速度です。この手法により、コストを最小限に抑えつつ、企業の成長に合わせて段階的にイノベーションできます。

技術提携の主な要素は何でしょうか?

地球を回るネットワークとグラフのイラストと、握手する2つの手

概して、強固な提携関係を築くには、信頼、コスト、パフォーマンス、柔軟性、イノベーションの5つの主な要素が絡んできます。この一環として、技術だけでなく人、文化、価値観、およびそれを支える関係を発展させるために、長く継続することも重要です。もちろん、これは人と技術のつながりの根幹に関わるものです。経済、社会、環境全体が継続的に変化している現在の状況では、各個人に合わせた体験を提供する能力や意思に加えて、人々の考え方も体制もすばやく巧みに適応することが大切です。事実、このことは今までにないほど重要になっています。

個人も企業も同じように、1人だけのスタートアップ企業から急成長中の大企業まで、有用な情報を切り分けて活用し、夢と現実を区別し、変化への恐れや抵抗から希望を導き出すためのサポートを必要としています。Sally が Kingston Technology と関わった個人的な経験から言えば、「専門家に照会」などの非常に利用しやすいサービスに支えられ、このアプローチで核心に迫ることができました。このアプローチでは利用可能な選択肢について人々にガイドするファシリテーションを中心に、企業や個人の固有の状況に合わせてパーソナライズします。まさに信頼のパートナーシップの精神です。

まとめると、この「技術予測」の記事では、私たちが事業継続から強靭性、適応性、成長へとどのように進化するかについて取り上げ、設計時点から持続可能性を組み込むことが重要になってきたこと、信頼されるパートナーシップの5つの要素、組織の敏捷性を改善するには企業文化と技術的機能が同等に大切なことなどを、詳しく説明しました。イノベーションをしながらコスト管理を行い、複雑さの増す中で簡素化を進めるなど、相反した目標をサポートするには、適切な技術インフラを持つことが重要です。そして私たちは、段階的かつ変革的なイノベーションへのアプローチによって、常にビジネスの状況に合わせて調整しながら、目標を達成することが可能だということを見てきました。

このビデオ*では、持続可能性の業界専門家から詳しい説明を聞くことができます。

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エピソード2では、Kingston のような技術パートナーが、ビジネスの成長と持続可能性をどう支援できるか、業界専門家が論じます。

#KingstonIsWithYou

基盤回路のイラストが描かれた暗い色のデスクに置かれたノートパソコンを上から見た様子

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