「静電気の放電」の短縮形で、ESD とは帯電した静電気の放電のことです。 ESD は、各個人がパソコンやハードウェアコンポーネントを損傷または破壊させる可能性のある現象の一つであるため、決して軽視すべきではありません。 あなたがカーペットの上で足を擦った時や、何らかの金属に触れた時に、静電気の放電が起こります。 ESD はユーザーが感電したことを感じないで発生する場合があり、またパソコン内部の作業している時やハードウェアを取り扱っている時に起こります。
ESD を防ぐ方法
ESD を防止する最良の方法は、接地用のリストストラップを着用するか、またはマットやテーブルの接地を行うことです。 しかし、ほとんどのユーザーはこれらのアイテムを使わないため、当社は ESD をできるだけ低減するために役立つ手順を以下に示します。
- 立って作業する – パソコンで作業する時は、常に立ったまま作業するように推奨します。イスに座ると、静電気の発生量が増加します。
- 各種コード - パソコンの背面の接続ケーブル (電源ケーブル、マウスケーブル、キーボードのケーブルなど) をすべて外してください。
- 服装 - ウールのセーターなどの静電気が帯電しやすい服を着ないようにしてください。
- アクセサリ - ESD の低減や、その他の問題の防止に役立つ良い方法の一つは、身に付けているすべての宝飾品を外すことです。
- 天候 - 落雷は ESD のリスクを高めます。落雷が起こっている時は、絶対に必要な場合を除き、パソコンでの作業を行わないようにしてください。 非常に乾燥した地域では、絶縁された表面を流れる (風、エアコン、扇風機/換気扇からの) 気流が発生すると、空気そのものが静電気の発生機構になります。 湿度を高くして静電気の放電を防ぐという考えは間違っており、接続部や他の電気的なインタフェースでの腐食の問題に留意してください。
ESD の詳細や、お手元の電子部品を保護する方法については、以下のサイトをご覧ください。
ESD Association
https://www.esda.org
FAQ: KTC-Gen-ESD