初めて DDR5 システムを起動する場合、メモリ設定を変更する場合、または BIOS/ファームウェアが更新された場合、POST (パワーオンセルフテスト) 時にメモリトレーニングと呼ばれるプロセスが開始されます。 一部の DDR5 PC は、トレーニングの終了に 3~5 分で済みますが、DDR5 サーバー/ワークステーションシステムは、完了まで最大 15 分かかる場合があります。 このとき、特に画面がブランクのままになると、システムがフリーズした、あるいは問題が発生した、などの勘違いをしてしまう場合があります。 メモリエラーやその他の問題が発生している場合、LED やマザーボードのコードにより通知されるか、画面にエラーが表示されます。 エラーがない場合、メモリトレーニングが完了するまでシステムをそのままにしておくことが重要です。
メモリトレーニングは、DDR5 にとって非常に重要な作業で、メモリコントローラ、BIOS、DRAM コンポーネント間の最適化が必要です。 メモリトレーニングを行わないと、システムの安定性やパフォーマンスを損なうことになります。 トレーニングが完了すると、以降のすべての起動時間が大幅に短縮されます。 トレーニングを回避するよう設定を変更することは推奨されません。 トレーニング時間は、搭載されている RAM の容量に依存します。 通常、RAM の容量が多いほど、メモリトレーニングに時間が長くなります。
メモリトレーニングが完了すると、システムが再起動するか、オペレーティングシステムに移行します。
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