文書を探して、ノートパソコンのキーボードを叩く手

Windows および MacOS で削除したファイルを回復する方法

コンピュータ上で画像や動画などの重要なファイルを家族に見せようとして、見つけられなかったことはありませんか?がっかりしますね。残念なことに、ファイルを誤って削除してしまうことは、意外とよくあります。運が良ければ、次のコツを使って、なくしたものを回復できるかもしれません。

Windows で削除したファイルを回復する方法

1.ごみ箱を確認する

ファイルを削除するか破損した場合は、いつでも最初にごみ箱を確認してください。ほとんどのコンピュータシステムでは、ファイルが削除されると、まずこの場所に入れられます。ごみ箱を空にしていない限り、ごみ箱を探せばすぐに、問題のファイルを簡単に選択して、元のフォルダに復元することができます。

ファイルを削除しようとするたびに、ポップアップで確認画面が表示されるように、確認ダイアログを設定できます。これを有効にするには、デスクトップのごみ箱を右クリックして、プロパティをクリックし、「削除確認ダイアログの表示」をチェックします。

ごみ箱からファイルを復元する方法:

  • デスクトップまたは「スタート」メニューからごみ箱を開きます。
  • なくしてしまい、復元したいファイルを探します。
  • ファイルを選択して強調し、「元に戻す」をクリックします。たくさんのファイルを復元したい場合は、ファイルを選択し、左上で「選択した項目を元に戻す」をクリックします。
  • 別の方法として、元のフォルダに戻したくない場合は、ファイルをごみ箱から他のフォルダにドラッグ&ドロップすることもできます。

2.ファイル履歴バックアップ

ファイル履歴バックアップは Windows 8.1、10、11 の機能です。ファイルのコピーをネットワークストレージか、外付け SSD またはハードドライブに保存できます。ごみ箱が空の場合、次に必ずここを確認してみてください。ただし、ファイルをなくす前に、この機能を有効にし、最初のバックアップを実行しておく必要があることに注意してください。この機能はデフォルトでは設定されていません。詳しくは、Windows でファイルのバックアップを設定する方法のガイドをご覧ください。

ファイル履歴バックアップを使用してファイルを復元する方法:

  • Windows 検索バーで「ファイル履歴でファイルを復元」と入力します。
  • 元に戻したいファイルを探します。複数のバージョンがある場合があります。
  • 必要なバージョンのファイルをクリックし、「復元」をクリックします。次に新しい場所へドラッグするか、元のフォルダに残します。

3.Windows File Recovery

弊社のおすすめする最後の選択肢は Windows File Recovery です。このアプリには、USB ドライブや SSD などのさまざまなローカルストレージデバイスから、削除したファイルを回復する機能があります。使用できるモードは2種類で、Regular と Extensive のモードがあります。Regular は最近削除したファイルの回復に最適なオプションで、Extensive モードでは検索の幅を広げて、かなり前に削除したファイルを探します。これは標準的なユーザーにとって難しい作業ですが、どうしても回復したい場合に解決策になることがあります。不安な場合は、手順が「Windows 10で失われたファイルを回復する」ページに記載されています。

MacOS で削除したファイルを回復する方法

1.ゴミ箱の確認

Windows と同様に、MacOS も削除したファイルのほとんどをゴミ箱に送ります。これらのファイルをゴミ箱から移動できるのは、手動で削除した場合と、アプリ内でファイルを削除して、アプリによってゴミ箱に移動された場合のみです。また、手動でゴミ箱を空にすることもでき、Finder 設定で特定の日数後に空にするように指定してある場合があります。

ゴミ箱からファイルを復元する方法:

  • ゴミ箱を開きます。
  • 元に戻したいファイルを探してクリックします。
  • ファイルを新しい場所に移動したい場合は、ドラッグ&ドロップすることもできます。

2.Time Machine バックアップ

Time Machine は組み込みアプリケーションで、外付けストレージデバイスへの自動バックアップ処理をユーザーが設定して、毎時、毎日、または毎週実行できます。ただし、ストレージデバイスがいっぱいになった場合、最も古いファイルから順に削除されることに注意してください。

Time Machine からファイルを復元するには、ファイルをなくす前にTime Machineを設定して、バックアップを実行しておく必要があります。詳しくは、MacOS でファイルのバックアップを設定する方法のガイドをご覧ください。

Time Machine でファイルを復元:

  • Time Machine で設定したストレージデバイスを接続します。
  • Apple メニューに進み、「システム設定」をクリックして、「Time Machine」をクリックします。
  • なくしたファイルを探して、「復元」をクリックし、元の場所に戻します。

3.ファイル回復ソフトウェア

Windows と同様に、ファイル回復ソフトウェアで解決できる場合があります。ソフトウェアは「アンイレーズ」や「アンデリート」と呼ばれることもあり、ファイルを削除してゴミ箱を空にした場合も、ファイルが保存されていた HDD または SSD のセクタをシステムが上書きしていなければ、ファイルを見つけることができます。さらに見つかる可能性を高めるには、外付け SSD にソフトウェアをダウンロードするとよいでしょう。

ここまでにご説明した方法がお役に立てば幸いです。しかし、間違ってまた同じことが起きることもあります。この可能性を減らすため、バックアップスケジュールを設定しておくことをおすすめします。組み込みバックアップツールと外付けストレージデバイスのどちらにも利用できる簡単なバックアップのコツがあります。次にファイルをなくしたときに、必ず役に立つでしょう。

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